なんだか宇宙人みたいな容姿が愛らしいマレーグマをご紹介します。
円山動物園に着いたのはちょうど12時頃で、
交代展示でウッチーとハッピィが出ている時間帯でした。
こんにちは、ウッチー!(あってるかな?)
推定24歳以上とのことで、人間にたとえればおばあちゃんです。
動きもゆったりとしていて、表情も心なしか穏やか。
マレーグマは手足が長くて「中に人が入ってそう」ってよく言われますね。
クマの仲間の中では小柄なので「うわっ怖い!」と思うことはないのですが、
手元を見ると獰猛な爪が見えます。あれでバリッとやられたら終わりだ…。
園内をあちこち回って、夕方もう一度マレーグマ舎の前にやってきました。
ウメキチ、会いにきたよー!!
「んー?」
キリリと男らしい表情?をみせるウメキチ。
ウメキチは昨年、上野動物園から円山動物園にやってきました。
アズマとモモコの子どもで、ウメキチはフジのお兄ちゃんにあたります。
2009年生まれの子どもだったので今年は交代展示でしたが、
建設中の世界の熊館ができると、お嫁さん候補のハッピィとの同居が始まる予定。
ハッピィは2006年生まれだから、姐さん女房かな。
暴れん坊将軍、破壊神、いろいろ形容されているウメキチですが、
私が見に行った時はしきりに中(屋内)を気にしていて、
「早く中に入りたいよ~」といわんばかりにうろうろしていました。
こりゃうわさの破壊活動は見られないかもなーと思っていたのですが、
カルチャーナイト開催日だったこともあり世界の熊舎の前を行ったり来たりしていたら、
がしゃーん!ばったーん!!と音が聞こえてきました。
遊ぶときも超真剣、全力のウメキチ。かわええー。
そのわんぱくっぷりに、お客さんも思わずぷぷっと笑ってしまうほど。
おもちゃをあげてもすぐ壊してしまうそうです。
この日のお相手は頑丈な消防用ホースとタイヤ!!(すでにぼろぼろ)
噛みついたりひっぱったり、腕を絡めながらぐるんぐるん回ってみたり、
遊びに真剣なクセしてお客さんにも愛想を振りまく(ように見える)、
本っ当に愛くるしいヤツなのです。
マレーグマの何が可愛いって、やっぱり「表情豊か」につきると思います。
他の動物たちだってご飯を食べたり遊んだりするけど、
こんなに愛嬌たっぷりでお客さんを楽しませてくれる動物だったとは…。
動物園に通うようになる前まではクマといえば
シロクマ、ヒグマ、ツキノワグマって感じだったけど、
今は真っ先にチェックしてしまうほどマレーグマのとりこになっています。
「ふいー、疲れた疲れた」…ご満悦の表情ですね、ウメキチくん…。
上野も何度か行ったので、フジの身体の大きさを考えると
やっぱりウメキチは大きくなったんだなぁと思います。
ハッピィとのペアリングがうまくいったら、破壊神2世の誕生!?
*2012年7月13日訪問